大原学園横浜本校-本館エントランス

専門学校のある横浜から連想し、「マリンテイストなエントランスに」とご要望を受け、リニューアルを担当しました。

「マリンテイスト」「海」といっても、多様なデザインが可能なため、海の画像をご提示し、色味のラインを絞っていきました。最終的に、さわやかな色合いのグラデーションが採用されています。

本物のグリーンウォールに見える壁面は、リアルな写真を使った壁紙です。真っ白な木目パネルをオリジナルで作成し、アクセントとして使いました。

海をイメージした空間は自然と寒色が中心となるため、木目を入れることで空間にあたたかみを加えました。ヘリンボーンなど、直線的にしないことで、動きのある空間を演出しています。

スチール製のパーテーションは、学生ホールとの仕切りです。目線の高さのところには曇りガラスを付け、インテリア性がありつつも空間を上手く区切れるよう工夫しました。

目を惹く碇のマークには、「Enjoy」と学生に向けたメッセージを込めました。

こちらはエントランスの一角にある学生ホール。受付エリアよりもカジュアルな空間に仕上げています。

エイジング加工された大きな壁掛け時計も、マリンテイストを感じさせるアイテム。あえて大きな時計を選ぶことで、アイキャッチの役割も果たしています。

写真右側に広がる受付エリアには、以前は記帳台や学校パンフレットなど紙の資料が置かれている棚がありましたが、デジタル化により不要に。腰掛けられるスツールを置き、以前の事務的な雰囲気から一新しました。

学生ホール、受付エリア、学校内に進む奥の階段と、フロア内の空間を床面の張り分けでゾーニングしたリニューアル事例です。